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イノベーションを起こすチームをつくる、アイシン流職場づくり

~仕事の生産性と質の向上に向けたチームビルディング~

アイシンでは「従業員の働きがい向上・人生の充実」と、「会社にとっての新たな価値創造」がWin-Winの関係になり、相乗効果を発揮し共に成長していけることを目指す「働きがい改革」に取り組んでいる。

デジタル化の推進やテレワークをはじめとする勤務制度の導入を進め、ワークライフバランスを向上させる一方で、アイシンでは、残業時間の削減といったような単純な「働き方改革」ではなく「働きがい改革」として、一人ひとりの従業員がこれまでの仕事の質を思い切って変革し、仕事においても新たな価値を生み出すことめざしている。

この「働きがい改革」を強力に推進していくために、(株)ワーク・ライフバランスが推奨している働き方改革の4つのステップを参考に、アイシン流職場づくり「Aisin Active Team Building Activity(ATBA)」を生み出した。ATBAとはどういうものなのか、推進者に話をきいた。

活発なコミュニケーションが生み出す、新しいチームの姿

左から、人事部 藏田さん、深江さん、康本さん

ATBAとは、コミュニケーションをベースとし、心理的安全性を高め、信頼関係を通じ、生産性・働きがいの向上を重視したチームビルディングである。企業として、柔軟な発想で新たな価値を生み出し、イノベーションを起こすことが求められる中、イノベーションを起こしやすい職場風土には、お互い意見が言い合える信頼関係の構築(関係の質の向上)が必要不可欠だ、という考えのもと推進している。

参照:[心理的安全性] Google「プロジェクトアリストテレス」より
   [関係の質] マサチューセッツ工科大学ダニエル・キム教授「組織の成功循環モデル」より

イノベーションを起こすチームをつくる、ATBAの4つのステップ

ATBAには、大きく4つのステップがある。

各部署で掲げる使命からそれぞれのチームのありたい姿を描き、ありたい姿との間にはどんなギャップがあるのかを把握し、解決策を講じていく。「このサイクルを回しながら、チームメンバー全員で決めた『ありたい姿』という同じ方向に向かって職場づくりをすることが、『心理的安全性』を生んで、チームの『関係の質』向上へ繋がるのです」と推進者の康本は語る。

ATBAは、単に残業や工数を減らすための活動ではない。深江は、「ATBAを、チームまたは上司と部下間でのコミュニケーションをとるきっかけや手段として活用してほしいのです。ATBAを活用することで、「心理的安全性」と「関係の質」を高めてもらい、働きがいのある職場で『会社にとっての新たな価値創造』にチャレンジしていってもらいたいです」と語る。

コミュニケーションを促す、「カエル会議」と「1on1ミーティング」

ATBAで特にポイントとなるのが、ありたい姿と現実のギャップを埋めるために行うためにチームメンバー全員で行う「カエル会議」と上司と部下が1対1で話し合う「1on1ミーティング」である。

カエル会議の「カエル」という言葉には、早く「帰る」、仕事のやり方を「変える」、人生を「変える」 という3つの意味が込められている。単に業務の進捗を共有するだけの会議とは違い、メンバー全員で合意をとりながらチームのありたい姿を描き、全員で知恵を出し合うことで問題解決を行っていくものだ。

カエル会議に加えて推奨している「1on1ミーティング」は、業務の課題やプライベートの悩みまで、より幅広いテーマを話し合うものだ。康本は、「相談を受けた上司が、指示ではなくアドバイスをすることによって、部下がより主体的に業務を遂行できるようにすることがねらいです」と語る。「1on1」は「関係の質」を高めるだけでなく、仕事の進め方を1対1で議論することで、業務のやり直しが少なくなり工数削減にもつながっているという。

「新型コロナウイルスの影響でテレワークや在宅勤務が増えたからこそ、一人ひとりとの密なコミュニケーションで、仕事の進め方だけでなく、メンバーの体調やメンタルヘルスの部分を把握するのも大切だと思います。『1on1』を、そのようなコミュニケーションをとるきっかけとしても活用してほしいです」と藏田は語る。

「一つひとつの職場、一人ひとりの従業員が主役」

ATBAを推進し始めた当初は、ATBAへの十分な理解が得られず、「カエル会議」や「1on1」を実施することに対して社内からの反発もあったという。しかし、2020年10月に実施した仕事の所要時間を把握する業務工数調査では、ATBAを活用した業務の見直しで、業務の効率化が行えていることが分かった。ATBAを実施し、チームのありたい姿を全員で共有し、同じ目的に向かって職場づくりをすることで、チームの人間関係や仕事のやり方に変化が表れている。“ATBAを通じてチーム内のコミュニケーションが活発になり、気軽に相談できる関係性を構築できた”、“チームの仕事量の把握がスムーズにできるようになり、業務の効率化につながった”など、ポジティブな声が社内からあがり始めている。

深江は、「コミュニケーションをベースに仕事のやり方を見直すことは、大事な活動だけどすぐに成果が出る活動ではありません。正解はないし、進め方も100職場あれば100通りあるはずです。それを、ATBAという大きな枠組みできちんと会社として後押しする、支えることが私たちの使命だと考えています」と語る。

2020年に全社を通して取り組みを始めた、アイシン流職場づくり「ATBA」。今後もATBAを軸とした「働きがい改革」の取り組みをより一層加速させ、従業員一人ひとりの充実した人生の実現と、アイシンならではの新たな価値を生み出せる強い組織への成長を目指す。

<アイシンでの「働きがい改革」のその他の取り組みはこちら>
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