基本理念は「安全と健康はすべてに優先する」

アイシングループでは、「安全と健康はすべてに優先する」という基本理念のもと、全従業員の安全と健康の向上に取り組んでいます。

「世界一安全な企業グループ」をめざして

アイシングループでは、グループ一体となった重点活動の推進とスピード感を持った対応をめざし、2017年4月、「オールアイシン安全衛生環境センター」を立ち上げました。重大災害につながるSTOP6※災害を撲滅させるべく、「アイシン・グローバル・セーフティ・スタンダード」(以下AGSS)に基づく新たな統一安全水準を設け、グループ主要14社が一体となって安全な企業づくりを推進しています。 2017年度も、グループ各社のトップが徹底して現場に寄り添い、アクションプランに沿って活動を実施。現場の困り事を解決しながら、労働安全衛生活動を進めました。

また、外来工事における重大災害の未然防止を図るため、「全豊田構内作業仕入先安全基準」を導入するとともに、発注者となる従業員に対する専門的な安全教育も開始。2018年度は、更に継続していきます。

なお、2017年度のグループ主要14社の労働災害休業度数率は、全国製造業平均を下回る成績を維持しています。

※STOP6:トヨタグループにおける重大災害要因ワースト6(①動力挟まれ ②重量物との接触 ③車両との接触 ④墜落・転落 ⑤感電 ⑥高熱物との接触)

労働災害休業度数率(グループ主要14社)
労働災害休業度数率(グループ主要14社)

海外での取り組み

海外では、中国、タイ、インドネシア、インド、北米、欧州、南米の7拠点ごとの「安全環境実務者連絡会」において、地域のグループ各社が集まり、関連法規情報や各社活動事例の共有を実施しています。

2017年度は各地域で、STOP6災害撲滅を目標に、全ての拠点を対象とした相互安全点検を行いました。今後は、地域統括会社と親会社が更に連携を深め、活動のレベルアップを図っていきます。

タイ地区相互安全点検
タイ地区相互安全点検

従業員のための健康維持・増進活動

アイシン精機では、心身共に健康で、何でも話し合える活力ある職場づくりをめざし、「未然防止」「早期発見・早期治療」「再発防止」の3つのフェーズで活動を展開しています。

体の健康維持・増進への取り組み

生活習慣病にかかるリスクが高い従業員を対象に、保健師による禁煙や運動、食生活改善のアドバイスを1,308人へ実施。脳や心臓の疾患リスクの高い人へ就業制限を付与し、健康に配慮しています。また、胃がんと大腸がんの検査を実施し、検査対象者の99.3%以上が受検しました。海外赴任者には年1回の定期健康診断を行い、産業医の指導のもと健康診断事後措置を実施しました。

心の健康維持・増進への取り組み

入社2年目の従業員545人を対象としたセルフケア教育を実施し、心の健康への理解を促進しています。また社内相談窓口を設け、本人からの相談だけでなく、上司と連携し、メンタル不調者にも早期に対応。休職者を対象とした復職トライアルも行い、スムーズな職場復帰に貢献しています。

グループ主要14社の安全活動内容

アイシン精機

当社敷地内で働く方全員への寄り添い活動の推進

トップ層、管理監督者が、従業員だけでなく請負・外来工事・納入業者様といった敷地内で働く方の日常作業を現認。作業者へ直接声を掛け、やりにくい作業や困り事を吸い上げることで、計画的に改善を進め、災害ゼロ、職場環境の向上を推進しています。

アイシン化工

全部署管理者参加による安全第一の風土づくり

安全総点検を通じて、役員及び製造・生産技術・生産管理など関係部門の管理者と労働組合によるSTOP6災害の危険源潰し込み活動を推進。防火活動では、有機溶剤使用設備と局所排気装置の連動化や防火ダンパー・点検口の設置箇所について見直しを行い、2017年度内で改修を完了しました。

アイシン軽金属

職場に寄り添った安全・健康活動の展開

全従業員を対象に、「階層別危険疑似体感教育」を継続的に実施し、安全意識・安全行動を推進。全ての従業員がいきいき元気に“ワクワク”仕事をするために職場の人たちの心の健康をキャッチ(受信)するネットワークづくりをめざし、職場相談員による現場に寄り添った活動を展開しています。

後方倒れ込み転落体験
後方倒れ込み転落体験

アイシン機工

トップ参画による災害防止活動を展開

全社一体となり、役員と管理者、発注部署で外来工事リスク事前検討会の開催と工事安全パトロールを実施。工事の災害リスク低減を図り災害ゼロ職場づくりをめざしています。

アイシン辰栄

工場トップによる安全相互パトロール

4工場の工場長による安全相互パトロールを毎月実施。作業者へ声掛けし、やりにくさがないか直接聞き込み、標準作業が遵守できる状態かを確認。また、災害発生時にも、現地確認と課題を共有しそれぞれの工場に持ち帰り対策を展開しています。

豊生ブレーキ工業

現場に寄り添った安全活動維持

ヒヤリハットや困り事提案を直接提案者に聞き込み、最適な改善を実施。現場で一体となってやりにくい作業を改善することで安全意識を向上。外来業者様とは、意見交換により困り事を吸い上げ、改善することで安全作業を推進しています。

シロキ工業

外来工事業者様とのコミュニケーションを活性化

外来工事の安全強化に向けて業者様への安全講習会を開始。安全へのトップの思いや直近の災害事例の紹介を通じて安全意識の向上を図っています。

アイシン高丘

現場に寄り添った活動の展開

2014年より活動範囲をグローバルに拡大し、その標準化を推進。2016年度より同質化活動を進め、現場に寄り添った活動を軸に展開。ヒヤリハット制度を活用して困り事を吸い上げ、朝礼や定例の作業観察会などで会話を通し作業者目線の改善活動を実施。工場安全部会や全社工場安全会議での活動報告により共有化を図っています。

朝礼ブース
朝礼ブース

アイシン・エィ・ダブリュ

現場寄り添い活動「困り事吸い上げ・改善」の定着

従業員一人ひとりから困り事を吸い上げ、日々改善を実施。トップ層が現場を巡回し、寄り添い・声掛け活動をすることで、困り事の吸い上げ活動の活性化及び定着活動を推進しています。

アイシン開発

現場との寄添い活動と再発防止活動の推進

トップや役員・部門長・現場責任者・安全部門が工事現場での声掛けと困り事の吸い上げを実施し、作業環境の改善に取り組んでいます。また、災害事例集を活用した再発防止を推進しています。

アイシン・エーアイ

外来工事の安全確保を推進

外来工事業者様の困難な作業を吸い上げて改善を推進してきましたが、2017年末に重大災害が発生。再発防止策として、工事計画の細分化による危険箇所の特定、工事危険ランク設定によるハイリスクに注視できる仕組みの導入、重複工事を避けるための工事計画場所を共有するシステムの構築などの改善を進めてきました。

アイシン・エィ・ダブリュ工業

健康と安全を最優先する職場風土づくり

寄り添い活動の継続(トップ巡回・困り事吸い上げ活動等)に加え、毎月第1水曜日を「安全を考える日」と設定し、「職場の安全ミーティング」「一人ひとりの行動宣言」を行い安全意識向上を推進しています。

アドヴィックス

現場力向上へ安全活動の推進

STOP6災害を出さないため、第三者起動防止など独自の設備の安全点検と改善をグローバル全拠点で実施することで、安全を担保し力量をもたせ、相互コミュニケーションを通し“やり切り”活動を推進しています。

アート金属工業

現場に寄り添った安全活動

トップや役員、管理職による「夜勤帯の作業観察」を継続実施。暗い・やりづらい・危険というオペレーターの困り事をトップ、役員が認識し、管理職がリーダーシップを発揮する事で困り事の改善につなげています。