労働安全衛生
「安全と健康はすべてに優先する」を基本理念に
アイシン精機では、「安全と健康はすべてに優先する」という基本理念を掲げ、労働安全マネジメントシステム「OSHMS」に基づいて、定期的・自主的に職場を監査し、労働災害の未然防止に努めています。また、新規・改造・既存のすべての設備と作業に対してリスクアセスメントを実施しています。
さらに、機械ごと、作業ごとの詳細な安全対策実施基準を定めた「AGSS」(AISIN Global Safety Standard)を制定し、これにしたがって設備の安全対策や作業手順の改善などを進めています。AGSSは、海外のグループ会社も含むグループ全体に展開しています。
重点災害撲滅を目指す「安全ローラー作戦」
アイシン精機では、2009年度から、設備に関わる重点災害※を撲滅させるため生産部門役員を筆頭に、副工場長、製造部長、生産技術部長がチームを組み、毎月各工場を隅から隅まで点検する、通称「安全ローラー作戦」を展開しています。
2010年度の総不具合指摘件数は1,135件にのぼりましたが、そのすべてについて、すでに改善を完了させました。
※ 重点災害:動力挟まれ、重量物接触、車両接触、墜落、感電、高熱物接触
グループ会社でも安全衛生活動を展開
アイシングループ主要12社で「オールアイシン安全衛生研究会」を組織し、活動しています。毎年7月の全国安全週間に「オールアイシン安全衛生大会」を開催し、安全表彰や事例発表などを行っています。また、同研究会の分科会である「安全部会」と「衛生部会」においても、さまざまな情報を交換し、グループ各社の活動のレベルアップも図っています。
2011年2月からは、これまでアイシン精機単独で実施してきた「安全ローラー作戦」の対象をグループにも拡大。国内グループ全体の災害低減に努めています。こうした活動の結果、アイシン精機を含む国内グループ15社の労働災害の度数率、強度率は全国同業種平均を大きく下回る成績となっています。

オールアイシン安全衛生大会

安全ローラー作戦
(アイシン・エィ・ダブリュ工業)
労働災害 休業度数率(国内15社)

休業度数率=災害による死傷者数(休業)÷のべ労働時間×1,000,000
労働災害 強度率(国内15社)

強度率=労働損失日数÷のべ労働時間×1,000
災害ゼロを目指して意識改革を推進
アイシン精機では、これまでの活動の成果として「設備要因」による災害は年々減少しています。次なる課題として「当たった、転んだ」といった「人的要因」のうっかり災害の低減を目指し、活動を続けています。
具体的には、「①走らない」「②歩行帯を歩く」「③ポケットに手を入れて歩かない」「④一旦停止、左右安全確認をする」を安全基本4行動と定め、会議やミーティングの場で声に出して自分が守るべき行動として宣言する「安全宣言」を実施することにしました。
アイシンは、グループ会社を含め、「世界一安全な企業グループ」を目指して、労働安全衛生活動を推進していきます。
健康の保持・増進
メンタルヘルスケアを充実させるために多角的に取り組む
アイシン精機では、心の病気を早期に発見し、対応するために、定期健康診断時に「職場ストレス簡易調査票」を実施。病気の兆候が見られた従業員には、専門家との面談を受けさせています。
また、メンタルヘルス対策の一環として従来から「リスナー制度」を導入し、悩みを抱えている従業員の良き「聴き手」を育てるために「リスナー活動推進研修」を実施しています。同研修を修了した従業員を各職場での「リスナー活動推進者」として登録し、彼らが職場内の他のメンバーに積極的に声かけをすることで、心身の健康について気軽に相談できる職場づくりに努めています。また、管理・監督者に対する「リスナー教育」も実施し、日常業務の中で、いつもと違う部下の様子に気づき、話を聴いて、必要に応じて健康推進センターに相談できるようにしています。

リスナー教育
従業員の健康を守る 〜ウェルセンター開設〜
従業員の健康増進、維持・管理をより強力にサポートするため2011年1月、安全衛生部健康推進グループから「健康推進センター」を新たに独立させ、その活動拠点として、4月に「ウェルセンター」を開設しました。
アイシン精機では、定期的に健康診断を実施して従業員の健康状態を把握し、その保持・増進に努めています。同センターが中心となって、従業員が心身ともに健康を保てるよう健康管理体制の充実、メンタルヘルス対策などに取り組み、特に、仕事においても私生活においても従業員が健康に過ごせるよう、予防活動に重点をおいて活動しています。