開発・生産・物流における環境負荷「ゼロ」をめざして

アイシングループは環境負荷「ゼロ」をめざし、資源の有効利用やリサイクルできる製品の開発、生産や物流での資源循環の徹底、水資源の有効利用のための活動を、環境保全研究会が中心となって推進しています。

廃棄物排出量/売上高当り排出量(国内連結)
廃棄物排出量/売上高当り排出量(国内連結)

売上高当り排出量の指数は、第6次アイシン連結環境取組プランの数値目標に対する基準年を100とした数値です。

※集計範囲の変更に伴い、過去の数値を見直しています。

砂の再利用による鋳物廃砂の低減[アイシン高丘]

アイシン高丘・吉良工場では、産業廃棄物であった鋳物砂を2013年度から内製の中子の砂として再生し、大きな削減効果を上げています。

2017年度からは、その再生砂を構内中子メーカーへ供給する体制づくりと砂再生の拡大化を図り、年間4,200tの産業廃棄物の低減に貢献しました。

廃砂の低減を実施し表彰された吉良工場の皆さん
廃砂の低減を実施し表彰された吉良工場の皆さん
吉良工場の低減事例

汚染の予防

アイシン連結環境方針では、「国際規格への適合、各国が定める法令・協定等の順守はもとより、自主基準を制定し、汚染の予防に努めます」を定めています。この方針に基づき、アイシングループは、汚染の予防への取り組みとして、法規制や条例よりも厳しい自主基準を設定し、定期測定を行うとともに傾向管理をすることで、徹底した未然防止活動を実施しています。

特に土壌・地下水に関しては、各社各工場の敷地境界に観測用井戸を設置し、定期的な測定によるモニタリングを継続。万一、汚染が見つかった場合は、土壌内の地下水やガスを吸い上げ浄化を行っています。

このほか、放流先(河川・海)での流出拡散防止訓練も実施しています。

水使用削減の取り組み

アイシングループでは渇水リスクの評価基準を策定し、リスクの高い拠点を選定してます。

特に高リスクの11拠点については、①取水量削減、 ②地下水適正利用、③工業用水適正利用、 ④緊急時用貯槽設置の4つの行動目標を設定し、水資源の有効利用に努めています。

上記4つの行動目標に基づき、愛徳克斯(雲浮)汽車零部件有限公司(中国)やアイシン辰栄の幸田工場では循環利用、アイシン精機刈谷地区では雨水利用などの取り組みも進めています。

渇水リスクの高い事業所を選定

水リスクの評価ツールである「Aqueduct」と、各社へ実態調査をヒアリングした結果を反映したオリジナルの評価基準を策定し、国内外158拠点からリスクの高い13拠点を選定しました。

リスクの高い拠点の実態にあった目標を設定するため、2018年度には選定された13拠点で現地確認を行い、拠点の状況に応じた目標設定と活動推進を行います。

高濃度PCB機器の期限内適正処理必達に向けて

PCB(ポリ塩化ビフェニル)の法の処理期限2027年3月末を必達するため、国内アイシングループでは法の処理期限を前倒しした「グループ統一処理計画」※を策定。グループが保有する高濃度機器の保管台数、使用台数を把握したうえで、グループ合同で処理枠取得の交渉や、グループでの混載運搬委託を実施することなどで2018年6月までに70%の高濃度PCBの処分が完了しました。

今後もPCB全廃に向けグループ一丸で処理活動を推進していきます。

※2020年度までに高濃度PCB、2024年度までに低濃度PCBの処理完了