基本理念は「安全と健康はすべてに優先する」

アイシングループでは、「安全と健康はすべてに優先する」という基本理念のもと、すべての従業員の安全と健康の向上に取り組んでいます。

【 アクションプラン 】

安全と健康を最優先に掲げた職場環境整備の推進

【 成長期3ヵ年方針 2015〜2017年 】

アイシングループで『安全と環境は企業グループの事業継続の生命線』という価値観を共有

【 2015~2017年度方針 】 経営方針

安全・環境への意識・行動の定着とコンプライアンスの徹底

「世界一安全な企業グループ」をめざして

グループ国内13社※の労働災害度数率、強度率は全国同業種平均を下回る成績を維持しています。

2016年度は、これまでに発生した重大災害を受けて、グループ各社のトップが危機感をもって安全文化構築をリードするために、トップが現場に徹底して寄り添った活動を展開し、具体的なアクションプランを策定して活動を進めてきました。今後もアクションプランに基づき、従業員、外来工事業者様、納入仕入先業者様、構内請負委託業者様とともに、「世界一安全な企業グループ」をめざし、教育・訓練、意識向上活動をさらに充実させ、変化点や現場の困り事に対応した労働安全衛生活動を推進していきます。

※グループ国内13社:アイシン精機、シロキ工業を含む13社

「寄り添い活動」で現場の困り事を改善
「寄り添い活動」で現場の困り事を改善
労働災害 休業度数率(グループ国内13社※)
労働災害 休業度数率(グループ国内13社※)
労働災害 強度率(グループ国内13社※)
労働災害 強度率(グループ国内13社※)

※グループ国内13社:アイシン精機、シロキ工業を含む13社
データは各年1〜12月

災害「ゼロ」をめざす意識改革

アイシングループでは、安全に対する統一スローガンとして「ルールを守る」「自分の身は自分で守る」「仲間の身を守る」を掲げ、従業員の意識改革に取り組んでいます。オールアイシン統一立哨の日に、安全行動遵守の呼びかけを一斉に実施し、グループ全体で安全意識を向上する活動を2013年から推進しています。

各社・各地域での取り組み

アイシングループでは、労働安全衛生マネジメントシステムに沿った活動を推進するとともに、特に重大なSTOP6※による災害を撲滅させるべく、グループ統一の取り組みルールを定め、展開しています。

海外拠点では、これまでに北米、欧州、中国に加え、2016年度はタイの安全・環境実務者による「安全環境実務者連絡会」を立ち上げ、重点活動の展開や情報交換により地区一体となった活動を加速化しています。2017年度は、さらにブラジル、インド、インドネシアにも連絡会を立ち上げる計画です。

※ STOP6:トヨタグループにおける重大災害要因ワースト6
(①動力挟まれ ②重量物接触 ③車両との接触 ④墜落・転落 ⑤感電 ⑥高熱物との接触)

従業員のための健康維持・増進活動

アイシン精機では、心身ともに健康で、何でも話し合える活力ある職場づくりをめざし、「未然防止」「早期発見・早期治療」「再発防止」の3つのフェーズで活動を展開しています。

体の健康増進への取り組み

「未然防止」として、定期健康診断結果から生活習慣病にかかるリスクが高い従業員を対象に、特定保健指導による健康改善を支援しています。2016年度は保健師による禁煙・運動・食生活改善のアドバイスを1,246人へ行ったほか、脳・心臓疾患にかかるリスクの高い人へ就業制限を付与しました。また、「早期発見・早期治療」の観点から、胃がんと大腸がんの検査を強化し、対象者の95%以上が受検しました。

心の健康増進への取り組み

「未然防止」では、入社2年目の従業員505人を対象としたセルフケア教育を実施し、心の健康への理解を促進しています。「早期発見・早期治療」としては、上司が部下のわずかな異変を察知できるよう、管理監督者への教育プログラムを構築し、155人が受講しました。また、休職者を対象とした復職トライアルを実施し、「再発防止」とスムーズな職場復帰に貢献しています。

復職トライアル
復職トライアル

簡単な資料作成などで回復度を確認

グループ主要13社の活動内容

会社名 活動内容 こだわりポイント
アイシン精機 現場に寄り添った安全活動の展開 役員、工場長、部長が自ら現場に出向き技能員への声掛けを実施するとともに、困り事の吸い上げや作業を現認。職場に潜む問題の顕在化で改善活動を加速させ、災害ゼロの職場づくりをめざす。
アイシン高丘 トップ主導でグローバル安全同質化監査 ①危険源をなくす・パワーを落とす ②作業の廃止/人との隔離/作業の機外化 ③それができなければ管理する。 「人が正しく止める」と「安全装置で止まる」の意識で、従業員の安全を確保する。
アイシン化工 災害発生を受けSTOP6災害撲滅 設備挟まれ危険源抽出活動を、現場監督者、生産技術担当者、安全環境部がチームを組んで、点検・リスク評価・優先順位を決め、現場主体で展開。新たな危険源を見出し、対策を実施している。
アイシン・エィ・ダブリュ 困り事吸い上げ活動を展開 2016年6月より作業者から困り事を吸い上げ、日々改善を実施。トップ層が毎月現場巡回を実施し、寄り添い・声掛け活動を行うことで、吸い上げ活動の活性化と定着活動を推進している。
アイシン軽金属 トップの現場現認による寄り添い活動と危険予知 トップ自ら現場を回り、監督者や作業者の生の声を聞くことで、話し合いや困り事の吸い上げ改善を実施。全従業員を対象にした「階層別危険体感教育」で、危険感受性や自己防衛意識の向上と行動改善活動を推進している。
アイシン開発 相互啓発型の安全な現場づくりを推進 トップ、役員・部長・工場責任者・安全グループが工事現場での声掛けと対話型パトロールを実施。作業責任者や作業者の「困り事・要望」を吸い上げ、一緒に作業環境の改善に取り組む。
アイシン機工 トップが安全に対する熱い思いを伝え、従業員の安全意識を高揚 管理者をキーマンとし職場内のコミュニケーションを密にして困り事を吸い上げ、改善活動を推進。難しい課題は役員にすばやく上申し、即断・即決で改善スピードを向上させている。
アイシン・エーアイ 類似災害の撲滅活動 異常処置作業前の10秒危険予知、共同作業での声掛け訓練から実践レベルでの実力評価による異常処置での災害撲滅をめざす。
アイシン辰栄 トップによる安全巡回 トップ自ら子会社を含めて全工場を安全の観点で巡回するとともに、3F活動※の状況確認や作業者への声掛けを実施。不安全状態の改善の加速と安全第一を周知徹底している。
※ 負担(Futan)、不安(Fuan)、不満(Fuman)の3つの頭文字「F」を取って3F活動と呼び、技能員の目線に立ってやりにくい作業の吸い上げと改善を行う。
アイシン・エィ・ダブリュ工業 安全最優先の風土定着に向けた安全推進 3ヵ年安全推進活動を通し安全最優先の風土はできつつあるが、人にまつわる要因で災害が散発。「TOPとの寄り添い」「4S+躾」と安全推進体制強化で安全面での自工程完結をめざす。
豊生ブレーキ工業 職場力向上につながる安全第一の風土づくり 職場に寄り添った困り事の提案活動の推進とルール遵守のパトロール強化を実施。また、過去災害を反映した体感機を製作し、全従業員に危険体感訓練を繰り返し実施することで、安全への感受性を高める人材育成を推進している。
アドヴィックス 安全コミュニケーションの強化 生産工場だけでなく、技術部や子会社も含めた安全トップ点検を年4回実施。毎回テーマを決めて意見交換や現場での相互コミュニケーションを進めることで、お互いに気づきを得ながら安全意識の向上を推進している。
シロキ工業 全役員が定期的に現場訪問する「ご安全ですか!活動」 各工場で毎日実施する「安全活動タイム」に同行し、声掛けや観察を通じ、作業者目線でやりにくさや困り事の吸い上げを実施。“トップが見に来てくれている”という安心感を現場に浸透させている。