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AISIN GROUP TOP MESSAGE 2017

グループとしての一体感や変化への対応力の強化に向けグループ経営方針を策定

グループで向かう方向性や課題認識をあわせ、グループとしての一体感や変化への対応力を強化することを目的に、2017年度より「グループ経営方針」を策定しました。

2017年度グループ経営方針は、

  1. 次世代を見据えた成長戦略の加速
    (未来への挑戦)
  2. 既存事業の競争力強化
  3. 持続的成長を支える経営基盤の再強化

の3つです。

1つ目の方針である「次世代の成長を見据えた成長戦略の加速」はグループの最優先課題です。「ゼロエミッション」「自動運転」「コネクティッド」をキーワードに、次世代成長領域に対する開発活動を加速させていくとともに、グループの競争力の強化に向け、バーチャルカンパニー制を導入し、新たなグループ経営にチャレンジしていきます。

2つ目の方針は「既存事業の競争力強化」です。事業再編の成果を刈り取るとともに、オートマチックトランスミッションの需要拡大に対応する効率的なグループ生産体制の構築を着実に進めていきます。また、これまでは各社ごとに決めていた部品、評価項目などを共通化して開発効率を向上させるなど、グループ一丸となって競争力を高める取り組みを加速していきます。

3つ目は安全、コンプライアンスを含めた、「持続的成長を支える経営基盤の再強化」です。企業活動を支える足元部分を今一度見直し、グループの基本理念である『品質至上』を徹底して、お客様の期待に応える品質を確保していきます。

個人の行動指針としては以下の3つを提唱しています。1つ目は、成し遂げたい、実現させたいという「夢を持つ」こと。2つ目はその夢に向かって「新しいことにスピーディに挑戦する」こと。そして3つ目は立ちはだかる「会社、事業、機能の壁を打ち破る」ことです。

以上の3つのグループ経営方針と3つの行動指針のもと、世界で戦える真の競争力を身につけ、新たな価値を提案できる元気な会社になりたいと考えています。

2017年の取り組み
グループ経営方針策定の概要

グループが一体となって次世代成長領域の技術開発を加速

アイシングループはこれまで、「走る・曲がる・止まる」をベースにした、実際にクルマを動かす領域を得意としてきました。この領域はこれから先、自動運転やコネクティッドカーなどの進展に伴い、システム化や統合化の対応が急務となっていきます。アイシングループの持つコア技術に人工知能などを加えながら開発することを見据えると、「ゼロエミッション」「自動運転」「コネクティッド」の3つの領域が非常に大事だろうと考えました。そこでこの3つの領域を新たな技術開発活動として、グループ一体となって取り組むこととしました。

1つ目の「ゼロエミッション」では、「電動化WG」と「EV・FCV対応WG」に取り組んでいます。

「電動化WG」については、ハイブリッド車や電気自動車(EV)、燃料電池自動車(FCV)に対応したパワートレイン商品の開発を進めていきます。具体的には、欧州メーカーから需要があるハイブリッド車用の1モーターハイブリッドトランスミッションの開発を進めています。また、ハイブリッドトランスミッションで培った知見を活かし、EVやFCVのパワートレインの基幹部品であるモーターやインバーターの開発にも注力していきます。

「EV・FCV対応WG」では、EV・FCV時代を見据え、トヨタ自動車と協同で開発に取り組んでいます。パワートレイン事業だけでなく、走行安全事業や車体事業を含めた広い視野で、電動化に適したさまざまな商品を提供したいと考えています。

2つ目の「自動運転」では、「車両運動統合制御WG」と「自動バレー駐車WG」に取り組んでいます。

「車両運動統合制御WG」では、パワートレイン、ステアリング、サスペンション、ブレーキなど、「走る・曲がる・止まる」という機能を統合制御し、車両運動性能を最適化するというシステム開発を進めています。この技術を実装した試作車に試乗する機会がありましたが、車体の切り返しに対する反応もよく、すでに非常に快適なものが実現できつつあります。

「自動バレー駐車WG」では、ボタン操作1つでクルマが自動で駐車を行い、また降車位置に自動で戻るといった、完全な自動駐車をめざして開発に取り組んでいます。すでに実車を使った試験の段階へ進んでおり、今年の東京モーターショーで披露したいと考えています。

3つ目の「コネクティッド」では、「おもてなしサービスWG」と「位置情報サービスWG」に取り組んでいます。

我々はスライドドアやバックドア、サンルーフなどの車体部品やドライバーモニターシステムといった車体センサーなど、さまざまな商品や技術を持っています。「おもてなしサービスWG」では、そうした技術を駆使し、座った瞬間にシート位置がドライバーに合わせて作動したり、隣り合うクルマの有無や距離を検知してドアがぶつからないように開き方を変えるなどといった、快適さを提供できる機能の実現をめざしています。

また、「位置情報活用サービスWG」では、アイシン・エィ・ダブリュが手がけてきたナビゲーションの技術を活かし、位置情報やビッグデータを活用してお客様の移動をサポートするサービスを創出していきます。

成長戦略の加速
次世代成長領域を定義した背景
成長戦略の加速
具体的な取り組み