AISIN GROUP
AISIN VIEW

グループトップ対談

経営統合のメリット

— 両社の強みを活かすとともに、ともに学び、ともに成長する —

伊原

アイシングループの一員となることで、松井さんが指摘された課題をシロキが乗り越え、強みをさらに伸ばしていくことができると確信しています。

松井

グループのメンバーとなることで、アイシンのしっかりとした技術力、品質への熱い思い、生産現場でのこだわりといった総合力と、シロキの強みである「シンプル、スリム、スピード」のあるオペレーション力と低コスト技術をベストミックスすることができます。それを新たな強みとして結集すれば、メガサプライヤーと戦っていけるし、新興国で力を伸ばしてきた競合とも戦っていける、という印象をもっています。

伊原

また、今回の経営統合の特徴は、アイシンとシロキは対等な立場にあるということです。シロキの会社名も会社組織、ブランドもそのまま残りますし、経営体制や従業員の方々もすべて継続していただいています。そのうえで、アイシンが持っているいろいろなノウハウをシロキに渡していくことで、Win-Winのいいとこ取りができた状態で戦えると思っています。
経営統合のメリットは、開発、生産、調達などのさまざまな面にわたって、アイシンもシロキも互いに学び合い、それぞれの強みや競争力を高めていけることです。長年シロキが培ってきたものづくりの誇りを損なうことなく、経営統合がもたらす相乗効果を発揮できるよう、今後の事業再編を強力に取り組んでいきたいと思います。

松井

そのためにも、まずアイシングループから任せられた外装機能部品に全力を注ぎ、一刻も早く期待されているレベルにまで高めていきたいと考えています。

伊原

その点については、私はシロキの日本国内7拠点と海外6拠点を自分自身で視察して、そのポテンシャルをしっかりと把握しているので安心しています。
日本国内では、シートやドアフレームの専門工場として大規模に生産している工場と、さまざまな自動車メーカーの門前で多種少量生産している工場という、2 種類の工場があり、特に多種少量生産の工場ではコスト的に大変だと思いますが、上手にやられていて非常に関心しました。生産ラインにおける「集中生産」の技術など、アイシンにはない独自の創意工夫をされている点も強く印象に残っています。

シロキ工業 豊川工場ドアライン
シロキ工業 豊川工場ドアライン

松井

私も、車体部品事業に関わるアイシンの国内外すべての工場に視察に行きましたが、どこの地域でも、皆、アイシングループの一員であることに強い誇りをもち、任されたことは主体的にしっかり取り組んでいることがわかり、とても良い雰囲気を感じました。
また、各工場が明確な思想とこだわりをきちんともっているということには驚くと同時に、学ぶべきことが多いと思いました。すべてを通じて大切なことは品質ですが、ある工場では金型にこだわり、また別の工場では段取り替えなら自分たちが一番だという自負があったり、生産技術に思い切ってチャレンジしているところもある。このように、いろいろな面で学び、吸収することで、さらなる成長と進化に向けて進んでいけると楽しみにしています。

グループでめざす姿とは

— 両社の強みを活かすとともに、ともに学び、ともに成長する —

伊原

アイシングループは、専門的な力をもった企業集団であり、それぞれが素早く意思決定をしてどんどん事業を進めていくという風土がありました。競争に勝つためにはそれが一番いいと考えてきたわけです。ところが、今の時代のように競争がグローバル化してくると、このやり方だけでは厳しい。主要な企業が自主独立してそれぞれの専門的な力を発揮してもらいますが、グループとして向かう方向はみんな同じ方向をめざしていくことが大切です。今後は、シロキも一緒になって力を結集し、これまで以上の成果を生み出していければ一番いいな、と思っています。

安全道場 シロキインドネシア
安全道場 シロキインドネシア

松井

グループの一員となったことを機に、これから自分たちが変わっていかなければ、
と思った点が3つあります。
1つ目は、シロキは今までは業界のフォロワーでしたが、これからは業界のリーダーをめざすべきだと感じています。市場のトレンドがどうなっていくのか、お客様が心の中で何を私たちに期待しているのか、競合相手がどのような戦略で事業を展開しているのかを感度を高めて把握し、自分たちでやるべきことを決め、お客様に提案していくチャンスを積極的に活かしていきたいと考えています。2つ目は、アイシングループの「品質至上」という基本理念を、シロキに根づかせることで、商品の品質はもちろんのこと、仕事の質を高めていきたいと思います。3つ目は、これまでできなかった海外展開です。アイシングループのグローバルネットワークを利用しながら、海外で大きく成長し、アイシングループのさらなる発展に貢献していきます。
そしてシロキの企業風土、「シンプル、スリム、スピード」もしっかりと守りながらも、アイシングループの中を刺激できる会社にしていきたいと思っています。

伊原

今回の経営統合がめざすところは、世界一の車体部品メーカーをめざし、グループ一体で競争力と提案力の強化に向けた取り組みを、総力を結集して力強く加速させていくことです。すでに4月1日から、アイシンの従業員が部長級も含め57人がシロキに出向し、シロキからは7人をアイシンに迎えて、互いに事業再編に向けた取り組みを力強くスタートさせました。
実は、アイシンも母体である東海航空工業の創業から73年になりました。シロキ、アイシン、ともに70年の歴史のある会社です。経営統合を起点にこれから先の70年に向けてたくましく成長し、アイシングループの動きから目が離せない、と思われるような取り組みを推進していきたいと考えています。

  • アイシングループの展示館「コムセンター」ボディ部品のコーナーにて
  • アイシングループの展示館「コムセンター」ボディ部品のコーナーにて
  • アイシングループの展示館「コムセンター」ボディ部品のコーナーにて
アイシングループの展示館「コムセンター」ボディ部品のコーナーにて